○髙橋かずみ議員
昨年の浸水地域への対策として新たな情報提供について、昨年の10月、本委員会において、練馬区を中心とした集中豪雨に伴う浸水状況と、クイックプランを 中心とした対策について質問するとともに、都民が安心して暮らせるように情報提供やPRの充実について要望したところであります。雨期にはまだ間がありま すが、改めてその後の対応状況についてお伺いしたいと思います。
まず、練馬区内の雨水整備クイックプランの進捗状況はどのような状況なのか、お伺いいたします。
○串山建設部長
練馬区内では、3つの地区において雨水整備クイックプランに取り組んでおります。その進捗状況でございますが、下水道施設の改良といたしましては、雨水ま すの増設やグレーチングぶたへの取りかえ、管渠のループ化などがございまして、3地区とも既に工事はすべて完了いたしております。
次に、雨水貯留管の新設でございますが、1つ目の地区の小竹町、旭丘地区につきましては、工事の一部がほは完了し、来年度より供用を開始いたします。残 りの部分も平成14年度の着工に向け鋭意準備を進めております。2つ目の地区の大泉町地区でございますが、高速道路用地を借用し、間もなく工事に着手いた します。3つ目の地区の豊玉、中村地区でございますが、平成14年度中に工事に着手すべく、現在早急に準備を進めておるところでございます。
○髙橋かずみ 議員
丁寧にありがとうございます。きめ細かく地域別に、前向きなご答弁をいただきましてありがとうございました。
次に、昨年の7月18日の集中豪雨により浸水被害が発生した地域への対策もあわせて要望しておきましたけれども、その取り組み状況についてもお伺いいたします。
○前田施設管理部長
昨年10月の本委員会でお話がございました、7月の集中豪雨を受けました浸水被害へのきめ細かな対応でございますけれども、下水道局では、道路管理者や公 園管理者などと連携いたしまして、地域特性を踏まえた効率的な対策を進めております。その具体的な内容でございますが、下水道局といたしましては、春日町 における管渠のループ化、中村1丁目での人孔ぶたの飛散防止型への変更、これを既に完了しております。
また、区に対しましては、雨水ますの増設あるいはふたのグレーチング化、こういったことを要請しておりまして、この点についても実施済みでございます。 さらに、都立の光が丘公園からは雨水が一気に流出したということがございまして、関係者間で調整いたしまして、公園管理者が、現在、雨水流出抑制の施設を 整備中でございます。
○髙橋かずみ 議員
次に、都民へ浸水にかかわる情報を提供し、都民にも水害に備えてもらうためのソフト対策の充実も要望させていただきましたが、14年度予算のお客様サービ スの向上策の中に、降雨情報をホームページに掲載するといったことがあります。今まで降雨情報をどのように局内で活用してきたのか、また、ホームページ掲 載に当たっての目的と内容についてお伺いいたします。
○前田施設管理部長
下水道の重要な役割の一つでございます浸水被害を防止するためには、降雨情報の把握が非常に大切でございます。このため、レーダーを使いました雨量計シス テム、東京アメッシュ500と呼んでおりますが、これを開発いたしまして、昭和63年度からポンプ所や処理場などの雨天時の運転管理に活用してきておりま す。今回、予算の中でも申し上げましたように、お客様サービス向上策の一環として、このデータを活用しまして、都民の方々に降雨情報を利用できるように ホームページに掲載することといたしました。これによりまして、大雨のときに都民の皆さんみずからが備えをしていただくためにお役に立てるなど、浸水被害 の軽減につながることを期待しております。
ホームページの内容でございますけれども、都内各地域において降雨の範囲や強さ、これをきめ細かく表示いたしまして、あわせまして、気象庁から発令されます注意報、警報も掲載するようにしております。
○髙橋かずみ 議員
現在試行を行っているとのことでありますが、本格稼働に当たっての改善はどのようなことを考えているのか、さらにお伺いいたします。
○前田施設管理部長
下水道局のホームページでございますが、ここに昨年の12月から降雨情報の配信を試行しております。この間、多くの方々から多様な意見が寄せられてきておりまして、この意見を反映させながら4月からの本格運用に向けていきたいと考えております。
具体的な工夫とか改善した点でごぎいますが、画面に余りたくさんの情報を入れますとちょっと見づらいということもありましたが、表示画面にできるだけ、 可能な限り主要な都市名あるいはJRの路線、こういったものを書き入れることにょって、雨の位置と皆さんのお住まいの位置の関係をより明確にするとか、あ わせましてデータ雨量計の原理、仕組み、活用方法、こういった解説も加えて、ご理解を深めるように、あるいは利用の利便を向上させるようにしております。
○髙橋かずみ 議員
利便性がなければ、利用しやすくないと、せっかくの努力が実らないんで、ぜひその辺は、きめ細かい、都民の立場に立ってシステム化をよろしくお願いいたします。
次に、昨年11月に、区の方と連携して神田川流域の浸水予想区域図を作成いたしましたが、その目的と内容はどのようなものなのか、お伺いいたします。
○大矢計画調整部長
神田川流域浸水予想区域図でごぎいますけれども、東京都としまして、関係する区市の洪水ハザードマップ作成を支援する目的で作成したものでもございます。 内容については、平成12年9月に発生しました東海豪雨と同規模の大雨が降った場合を想定しておりまして、下水道管渠や河川施設等の現況を考慮しまして、 浸水が発生する範囲とその浸水探さを50メートルメッシュごとに色分けして地図上に表示したものでございます。
なお、東京都水防計画におきましては、水防管理者である区市町村は、今回の浸水予想区域図で示した浸水の程度やその情報、そのほかに避難路や避難場所などにかかわる情報を加えまして、洪水ハザードマップを作成することとされております。
○髙橋かずみ 議員
新しい試みであり、評価するものでありますが、都民にはどのような形で公表しているのか、お伺いいたします。
○大矢計画調整部長
公表につきましては、建設局や神田川流域の関係区市の防災部局におきまして閲覧をしておりまして、都民からの問い合わせに村応いたしております。下水道局 でも、計画調整部のほか、本流域を所管します中部、西部第一、西部第ニの3管理事務所と中部建設事務所におきまして、同様に閲覧、問い合わせに対応いたし ております。
○髙橋かずみ 議員
この件は、たしか本会議場でも関係の質問等がありましたけれども、今回作成した浸水予想区域図は神田川流域だけのものであり、したがって、私の地元でもあ ります例えば練馬区についても、一部が含まれているのにすぎないのであります。このような試みを練馬区全域を含めた他の地域に拡大し、浸水予想区域図を作 成、公表すべきと考えます。そして、先ほども申し上げましたけれども、住民みずからが命と財産を守れるような情報として提供できるように、一刻も早く作成 すべきと考えておりますが、その取り組みについてお伺いいたします。
○大矢計画調整部長
今後の取り組みでございますけれども、練馬区を流れます石神井川などを含む隅田川流域において浸水予想区域図を作成するため、現在、技術的な検討を行って いるところでございます。今後は、河川管理者などと連携いたしまして、関係区の意向などと整合を回りつつ、作成、公表をいたしてまいります。
○髙橋かずみ 議員
それぞれ、例えば建設局とか下水道局とか、お互いに横の連絡をしっかりとってこういった区域図ができ上がっているんだと思いますけれども、さらに一層そのように進めていただくようお願いいたします。
最後になりますが、下水道事業における浸水対策は重要な事業であるとともに、都民の要望も極めて高いものであると思います。そのためには、施設整備など のハードな対策はもとより、ソフト対策の充実にもカを入れてもらいたいと思います。下水道局の今後の決意のほどをお伺いいたしまして、質問を終わりたいと 思います。
○鈴木下水道局長
髙橋委員のご発言のとおりでございまして、私どもといたしましても、浸水被害から都民の生命と財産を守ることは、下水道事業に課せられた重要な使命と考え ているところでございます。このため、幹線管渠や雨水ポンプ所などの基幹施設を整備してきたところでございますが、これらにつきましては非常に時間も費用 もかかります。このため、地域を重点化いたしまして、早期に浸水被害を軽減するためのクイックプランを実施するなど、今の時代に合った事業展開を図ってい るところでございます。
さらに、従来の取り組みに加えまして、キャンペーンの実施であるとか情報の提供など、今、先生のお話にあったようなソフト的な取り組みも充実させまし て、区市町村を初め都民一体となって効果的に浸水被害の軽減を図ってまいりたいと考えております。今後とも、安心して暮らせる東京を実現するため、職員一 丸となりまして事業を進めてまいります。