私から、第244号議案の都道の路線の廃止に関してお伺いさせていただきます。
ご案内のとおり、道路は都市活動の基盤であり、人々の生活を支える最も基本的な社会資本であるとともに、また他方で、道路は公共空間としての機能を有し、緊急災害時には避難路や延焼遮断帯としての役割を担うなど多様な機能を有していると思います。
そうであるならば、道路は歩道と車道が分離していることは当然のことであり、というより、最低限の要請といってもいい過ぎではありません。また、歩道に は、バリアフリーの観点から、車いすのすれ違いが可能な幅が必要であり、歩行者に潤いを与えるためにも、植樹帯などの緑も不可欠であると思っております。
しかしながら、現在の都の道路の形態を見たとき、幅員が4メートルにも満たないような道路が都道として存在することも事実だと思います。歩車道の区分が なかったり、白線だけで歩道を標示してあるような道路を、私はとても完成された道路とは呼びたくないのであります。
そこで、だれもが安心して安全に通行できる歩道が整備され、しかも植栽豊かな道路空間が確保されてこそ、真の道路と呼ぶに値するものといえると思ってお ります。東京都は、移管する、しないにかかわらず、こうした道路の整備を進めてもらいたいと考えております。
ところで、今回移管を前提として提案されている都道の廃止について、提出された資料だけではわからないことがありますので、幾つか質問させていただきたいと思います。
まず初めに、残堀横田線の幅員、歩車道の状況はどうなっているのか、お伺いいたします。
○須々木道路管理部長
都道残堀横田線の現況でございますけれども、標準的な幅員が約十メートルで、6.6メートルの車道、両側にそれぞれ1.7メートルの歩道となってございます。延長1111メートルの道路でございます。
○髙橋かずみ 委員
次に、移管について全体的に把握する必要があるので、今までどれだけ移管をしてきたのか、また、都道の管理延長はどのくらいあって、そのうち、今後区市町村への移管についてはどの程度を予定しているのか、お伺いいたします。
○須々木道路管理部長
区市町村と本格的に移管につきまして協議を始めました昭和56年度から平成13年度までの21年間で申し上げますと、152キロの都道を地元区市町村に移管してございます。
平成14年4月現在では、都の管理する道路の延長は2244キロでございまして、そのうち、現在、全体で145キロについて移管の協議に入ってございます。
○髙橋かずみ 委員
都道の区市町村への移管についてはどのような考えで行っているのか、お伺いいたします。
○須々木道路管理部長
まず、道路法の規定でございますが、都道府県は地方的な幹線道路網を構成する主要な道路を管理しまして、区市町村は地域内道路を管理するということとされ ておりまして、道路管理の役割分担を決めてございます。この法の趣旨に基づきまして、都市計画道路の整備等に伴いまして、幹線道路から地域内道路へと性格 の変わりました都道につきましては移管の対象としてございます。
具体的に申し上げますれば、例えばバイパスの新設により主要な交通の流れが移行した場合、あるいは周辺の道路網の整備により交通量が分散された場合、こ ういったものが考えられます。このような都道を区市町村に移管することによりまして、道路法で定められました役割分担に即した管理を行うということになり ます。
○髙橋かずみ 委員
移管に当たって、それぞれ区市町村からの要望を踏まえ、どのような整備を行っているのか、お伺いいたします。
○須々木道路管理部長
移管に当たりましては、移管後、当面の維持管理に支障を来さないよう区市町村と十分協議を重ねました上で、路面の補修や街路灯の建てかえの補修工事、あるいはガードパイプの設置などを実施しまして円滑な移管に努めてございます。
○髙橋かずみ 委員
移管に係る基本的なことについて幾つか質問をさせていただきましたが、今後は、このような議案の提出に当たっては、あらかじめその現況と内容がわかるような資料を用意してもらいたいと、この際、要望させていただきます。
例えば、先ほどお伺いいたしましたけれども、現況ですね。幅員だとか歩車道がどうなっているのか、そういった図面を、いただいた中には入って −− 参考資料としていただければ、審議なり、そういった議案の調査もしやすいと思っております。
当然、議員でありますので、前もってこの議案が提案された段階でそれぞれ調査研究しなくちゃならないんですけれども、東京も広いですよね。例えば、奥多 摩の方からいろんな島しょ部までありますと、行けるところと行けないところもあります。そういうことを考えますと、こういった議案審査にぜひもう少し親切 に、丁寧な資料を提出いただきたいと、この際、要望しておきます。
都道を区市町村へ移管するに当たっては、区市町村との協議をさらに密にして適切に進めてもらいたいということを要望して、私の質問を終わります。
ありがとうございました。