2003.07.03 : 建設・住宅委員会

■建設局関係


○髙橋かずみ委員

 本定例会の契約案件のうち第169号、第170号、第172号議案 環状8号線関連の工事についてお伺いさせていただきます。

○髙橋かずみ委員

 活力ある東京の再生を図るためには、都内の慢性的な交通渋滞を解消することが急務であります。そのため、幹線道路の整備を促進し、道路ネットワークの形成に より、自動車交通を分散させることが必要と考えます。現在、整備が進められている環状八号線は、区部の最も外側を通る環状線として、道路ネットワークの形 成に極めて重要な都市計画道路であります。
  私の地元である練馬区においては、南北交通の利便性の向上の点からも、環状八号線の早期全線開通が待ち望まれており、去る3月16日には、川越街道から 目白通りまでの約4キロが開通されました。当日は、都の主催による開通記念式典が盛大に開催され、地元の区長を初め町会や関係者の出席の中で、私も出席さ せていただきまして、テープカットをさせていただきました。
  この開通によりまして、周辺道路の渋滞緩和や地域の利便性の向上が図られ、さらに今後整備が進められている南田中地区及び北町・若木地区の工事が予定どおり進み、羽田空港や首都高速五号線方面へのアクセスの改善が地域住民の期待しているところであると思っております。

○髙橋かずみ委員

 そこで、南田中地区及び北町・若木地区の進捗状況について、まずお伺いさせていただきます。

○柿堺道路建設部長

 環状8号線は、先生のご質問にもございましたように、羽田空港から北区岩淵町を結びまして、計画延長44キロの環状線でございまして、都民生活や都市活動を支える上で大変重要な路線でございます。
  現在、未整備となっております練馬区及び板橋区の4.2キロの区間で事業を進めておりますけれども、その進捗状況は、用地の進捗率99%でございまして、本線部の開通に必要な工事を全線にわたって進めております。
  2地区のそれぞれの状況でございますが、南田中地区におきましてはトンネル工事を、北町・若木地区におきましてはトンネル及び橋梁工事を実施しておりま して、定例会で契約案件のご決定をいただくことによりまして、4.2キロ区間の大規模構造物工事は、相生立体を除き、すべてが工事着手の状況となります。

○髙橋かずみ委員

 大規模構造物の工事のすべてが工事着手とのお話でありますが、そのうち若木地区は、道路予定地の一部に自然林が今も残る地域であります。道路整備に係る緑を確保するためには、地元住民の意見を聞きながら整備を進めていくことが不可欠と思いますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。

○柿堺道路建設部長

 緑をできるだけ確保できるように、東京都は地元の住民の代表の方、板橋区と構成します三者協議会を昨年の11月に設置し、歩道及び側道の整備について話し合いを進めているところでございます。
  この中で、若木地区の道路整備に係る緑地面積については7千平方メートルほどでございますけれども、できるだけ同面積の緑地を確保できる方策としまし て、のり面の緑化、歩道植樹帯の確保などのほかに、環状8号線に隣接した国有地を活用しまして、道路の緑化を推進したいというふうに考えているところでご ざいます。

○髙橋かずみ 委員

 また、その若木地区の西台公園付近で、絶滅危惧に指定されておりますキンランが自生しておりますが、このキンランを保護するに当たり、環状8号線の整備スケジュールに影響を及ぼすことが懸念されております。
  そこで、その対策についてお伺いさせていただきます。

○柿堺道路建設部長

 西台公園付近では、キンランの生育が確認されまして、それを極力現状のまま保存できるように、該当する区域約20メートルでございますけれども、そこの擁壁を、緑化ブロックの擁壁から直立擁壁に変更したいというふうに考えています。
  また、計画線内にありまして、どうしても現状での保存ができないキンランにつきましては、専門家の意見を参考にしながら、現状の生育環境に近い近隣の都 有地などに移植をしたいというふうに考えております。この件につきまして、できるだけ早く関係する方々にもお伝えをしたいというふうに考えているところで ございます。

○髙橋かずみ 委員

 最後に、環状8号線の全線開通に向けての決意を都技監にお伺いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。

○小峰東京都技監

 先ほどの柿堺部長の答弁にございましたけれども、環状八号線は、東京の大動脈としての道路ネットワークを形成いたしまして、都心方向の交通を適切に迂回させるなど、地域の交通にとっても大きな役割を果たしております。
  現在、都政では、東京再生ということで、都政の中心課題としておりますが、東京再生にも大きく寄与する重要な路線でございます。今後とも、地元の理解と協力を得ながら、平成17年度全線完成に向けまして、全力を挙げて取り組んでまいります。

 

赤線
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