○髙橋かずみ委員
過日、我が党の有志が集い、実は品川駅周辺を視察してまいりました。東口にインターシティやグランドコモンズの都市計画開発が行われ、また新幹線が開業するなど、大きく変わったことを目の当たりにいたしまして、東京の都市再生が着実に進んでいることを実感したところであります。
また、私はさきの第3回定例会の一般質問において、東京の都市再生について、知事のご所見をお伺いいたしました。石原知事は、東京を国際的な競争力を備 えた魅力と活力ある都市として再生させると述べられ、東京を将来の世代のために再生していくことが私たちの責務と心得ているとの発言で締めくくられまし た。その意味で、国により指定された都市再生緊急整備地域内における、このたびの都内初の民間提案によります都市再生特別地区の指定は、東京の都市再生を 大きく前進させるものと考えます。
そこで、大崎駅西口E東地区における都市再生特別地区の指定について、何点か質問をさせていただきたいと思います。
先ほど勝田都市計画局長から、局の主要課題を初めとしてるる発言がありましたが、最初に、他都市の都市再生特別地区についてお伺いいたしたいと思います。その指定状況とその内容、特に容積率についてご説明いただきたいと思います。
○森下都市づくり政策部長
他都市の状況でございますけども、現在、大阪市の心斎橋筋1丁目地区、それから名古屋市の名駅4丁目7番地区、札幌市の北3西4地区、合計3地区におきまして、都市再生特別地区の都市計画決定がなされております。
それから、現在横浜市の山内埠頭周辺地区が都市計画の決定手続中であるということでございます。
都市計画決定済みのものにつきましては、区域面積が約0.5ヘクタールぐらいから1.8ヘクタールぐらいのものでございます。容積率の最高限度につきま しては、1000%のものから、一番高いものは1420%でございます。高さにつきましては、87メートルぐらいから247メートルぐらいのものがござい ます。
以上です。
○髙橋かずみ委員
今、その前に説明をしていただきました、大崎駅西口E東地区における都市再生特別地区の案件は、当地区は容積率750%と、ほかの大都市と比較して低いと思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。
○森下都市づくり政策部長
都市再生特別地域につきましては、他の都市も大方そうなのですけども、事業者の提案を基本としておりまして、この容積率につきましても、事業者からの提案に基づくものでございます。
事業者といたしましては、交通広場の拡充であるとか整形化、それから公共駐輪場の整備であるとか、あるいは駅の東西自由通路と一体化した建物の整備であ るとか、大規模の緑地の整備などを都市再生への貢献として評価しておりまして、事業者として望ましい容積率を提案してきたものでございます。
都としても、審査会などで検討いたしまして、この容積率の設定については妥当なものであると判断して、今回の案件としてまとめたわけでございます。
○髙橋かずみ委員
私としては、都市再生特別地区となれば、1000%とか2000%といった容積率を想定しておりましたけども、しかし、容積率が都市再生特別地区指定による メリットとなり得ないとすると、当地区の事業者が、この都市再生特別地区の指定によって受けるメリットは何か、お伺いいたします。
○森下都市づくり政策部長
都市再生特別地区は、従来の都市計画規制の枠組みを変えまして、新たに用途とか容積率、高さの制限を定めることができる地区でございまして、このような規制の緩和が一つの大きなメリットでございます。
今回の事例につきましても、従来、東京都で決めております再開発等促進区を定める地区計画の運用基準というもので限定された考え方ではなくて、より幅広く都市再生の効果をとらえて容積率の設定を行っております。
ちなみに、大崎駅東口側で幾つかの再開発が行われておりますけども、そこでは、同じく再開発地区計画でございますけども、6百数十%の容積率になっておりまして、それよりは高い容積率の設定となってございます。
このほか、手続期間の短縮化であるとか、民間都市再生事業の認定を受けた場合の金融支援のメリットなどがございます。
○髙橋かずみ委員
ありがとうございました。
今後の都内における都市再生特別地区の指定予定はどのような状況なのか、お伺いします。
○森下都市づくり政策部長
昨年7月に都内全体でいろんなアンケートを実施いたしまして、都市再生緊急整備地域内において都市計画提案を検討しているプロジェクトが32件あったということを把握してございます。そのうち、約七割が都市再生特別地区の提案を、もう検討しているということでございました。その後、各地区で検討が進められて おりまして、現在でも幾つかの地区におきましては相談を受けているという状況でございます。
○髙橋かずみ 委員
ご案内のように、日経平均株価は1万円台を回復し、景気の先行きは明るい兆しが見えたような感がいたします。今回の都市再生特別地区指定が景気浮揚の弾みを つけるリーディングプロジェクトとなり、かつ石原知事のいわれるように、東京を国際競争力を備えた魅力と活力ある都市として再生することを大いに期待いた しまして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。