2004.03.08 : 都市・環境委員会

■用途地域等見直しについて


○髙橋かずみ委員
 私からは、用途地域等の見直しの東京都案についてお尋ねさせていただきます。
  8年ごとに行われている東京都全域を対象とした用途地域の見直しも、今回で4回目と聞いております。今回の見直しは、これまでに比べ、短期間に相当の労力を集中して行われたと思います。一昨年七月の各市長への用途地域の見直し原案の作成依頼から、およそ二年間にわたり、各区市長とのたび重なる協議調整などを経て、このたびの見直し案となったものと存じます。
  そこで、私の地元の練馬区における用途地域の見直しについて質問させていただきたいと思います。
  今回の練馬区での見直し案は、主に都市区画道路や駅周辺の市街地再開発事業、鉄道の連続立体交差事業等の整備状況をとらえ、その整備効果を最大限に発揮 させるためにその周辺用途地域の見直しを行い、総合的にまちづくりを進めていくことを目的としたものと思われます。
  最初に、都市計画道路の整備にかかわる用途地域の見直しについてお伺いいたします。
  都市計画道路の整備については、現在、第3次事業計画による優先整備路線の選定見直しなどを行い、今後、道路整備を重点的かつ効率的に推進していくこと と仄聞しております。こうしたことから、道路整備を行いつつ、あわせて沿道にふさわしい土地利用を図っていくことが、今後のまちづくりや道路整備の促進の 上からも必要だと考えております。
  そこで、都市計画道路の整備に伴う道路沿道での見直しについては、どのように取り組んでいるのか、お伺いしたいと思います。

○森下都市づくり政策部長

 今回の都市計画道路の整備に伴います用途地域の見直しは、都全域で74路線、約225ヘクタールにおいて行っております。
  その内容は、整備完了ないし完了見込みのものにつきましては、都市機能上の位置づけであるとか、沿道のまちづくりの方針、周辺市街地の状況等を踏まえまして見直しを行っております。
  また、整備途中のものにつきましては、整備の状況に応じまして、新たな用途地域が適用可能となる誘導容積型の地区計画というものの決定とあわせまして見直しを行っているところでございます。

○髙橋かずみ 委員

 次に、都市計画道路の沿線の見直しについては、整備状況等を踏まえて適切に行うとのことでありますが、私の地元の練馬区における今回の都市区画道路沿道における見直しについて、何点かお伺いいたします。
  まず、環状8号線沿道における見直しについてお伺いいたします。
  環状八号線は、ご承知のとおり、都心から半径約13キロメートルの西側半分を受け持つ環状幹線街路であり、首都交通の動脈としての役割を担っておりま す。こうした幹線街路では、沿道にふさわしい土地利用を可能とするよう、適切に見直すことが必要であると思います。
  そこで、今回の練馬区内の環状8号線沿道の用途地域の見直しについては、どのような考え方で行うものなのか、お伺いいたします。

○森下都市づくり政策部長

 現在、練馬区内の環状8号線では、整備中の約5.2キロの区間につきまして、本線部分はほぼ完了しておるということでございます。このうち、今回見直しを 行います練馬区南田中2丁目から春日町5丁目及び北町1丁目から板橋区の区境までの延長約3.2キロメートルの区間沿道につきましては、区のマスタープラ ンにおきまして環境沿道地区と位置づけられておりまして、沿道環境に配慮しながら中層の集合住宅や沿道型の利便施設等の立地誘導を図る、また、延焼遮断帯 として、建物の耐火化を図る地区とされております。
  こうしたことから、路線式指定としまして、道路境界から30メートルの幅につきまして、用途地域を現在の第一種低層住居専用地域などの住居の専用系から 第1種住居などの住居複合系といたしまして、また、容積率につきましても、100%または200%を300%にし、準防火地域については防火地域に見直し ていこうというものでございます。

○髙橋かずみ 委員

 次に、今ご説明いただいた環状8号線と大江戸線練馬春日町駅で交差し、東側に延びている補助172号線沿道の用途地域の見直しについてお伺いいたします。
  本道路は、良好な低層住宅地を東西に走る補助幹線街路であり、沿道後背地の住環境への配慮が必要であると考えておりますが、その辺はいかがでしょうか。

○森下都市づくり政策部長

 お尋ねの補助172号線の沿道のうち、今回、用途地域を見直します延長約0.8キロメートルにつきましては、ほぼもう整備完了の時期を迎えております。当 該沿道地区は、区の都市計画マスタープランにおきまして、一般住宅地区における中低層地区として、周辺の低層住宅地と調和を図りつつ、適切な土地の高度利 用を図る地区と位置づけられてございます。
  また、当該道路は、避難場所に指定されております光が丘団地とか、光が丘公園一帯への避難路として、その沿道は延焼遮断帯として整備を図ることが求めら れているところでございます。こうしたことから、適切な高度利用と沿道の不燃化を図るために、容積率を200から300%に、準防火地域から防火地域に見 直すと。一方、後背住宅地を配慮しまして、建物の高さについては緩和せずに、現在の第2種高度地区を変更しないということとしてございます。

○髙橋かずみ 委員

 次に、西武池袋線沿線における用途地域の見直しに関してお伺いいたします。
  石神井公園駅北口地区、大泉学園駅前地区における市街地再開発事業は、駅周辺のまちづくりの機運の高まりの中で、先行して昨年3月に終了したところでご ざいます。このたび、再開発事業区域の周辺においても用途地域を見直すことにしておりますが、事業区域外で用途地域を見直す理由についてお伺いいたしま す。

○森下都市づくり政策部長

 まず、大泉学園駅前地区周辺におきます見直しでございますけれども、本再開発事業によりまして道路が整備されたことを踏まえまして、商業・業務機能の集積 を図る地域拠点として土地の高度利用を図るために、現在の第一種低層住居専用地域、容積率100%などから、近隣商業地域、容積率300%に変更するものでございます。
  また、石神井公園駅北口地区の周辺でございますけれども、ここにつきましては、再開発事業区域に接続します道路の整備に伴いまして、従前の道路の中心でございます用途地域がえを、拡幅整備後の道路の中心に変更していくということでの変更でございます。

○髙橋かずみ 委員

 次に、大泉学園駅の西隣の駅であります練馬区と西東京市にまたがる保谷駅周辺についてお伺いさせていただきます。
  保谷駅周辺では、北口の交通広場の整備や南口の市街地再開発事業の促進に向けた取り組みなど、駅周辺におけるまちづくりが積極的に進められております。 今回、保谷駅の南口から西武新宿線の東伏見駅に向かう都市計画道路の練馬区南大泉3丁目の一部について用途地域を見直すとしておりますが、このような駅周 辺のまちづくりが活発に動きつつある中、区市をまたがることによる不整合を生じないような見直しが必要と考えますが、いかがでしょうか。

○森下都市づくり政策部長

 保谷駅南側の当該見直し部分につきましては、都市計画道路の整備がほぼ完了していますことから、本道路の沿道の延長約60メートルにつきまして、路線式指 定の幅を20メートルから30メートルにし、近隣商業地域、建ぺい率80%、容積率300%の区域を拡幅するというものでございます。
  また、西東京市側の区間につきましては、すでに同様の変更がなされておりまして、今回の見直しによりまして、西東京市の用途地域とは整合を図れることとなるということでございます。

○髙橋かずみ 委員

 最後に、西武池袋線沿線の高架化に伴う見直しについてお伺いいたします。
  この見直しは、都市計画道路沿道における見直しのように、沿道の土地利用の促進を図る目的で行うものとは異なると思います。今回、どのような考え方で高架化された鉄道沿線での見直しを行うのか、お伺いいたします。

○森下都市づくり政策部長

 今回の見直しは、平成13年3月までに鉄道の高架化が完了した区間約5.4キロメートルのうち、約3.2キロメートルにつきまして、高架化に伴いまして北側に側道が整備されたことから、用途地域界を線路敷の中心から北側の側道に変更するというものでございます。
高架下の土地については、現在、住居系と商業系の用途地域が混在しておりますけれども、この変更によりまして、ほぼ商業系に変更されるということです。高 架下の土地につきましては、既に駐輪場等として利用されておりまして、駅周辺の利便性の向上や、にぎわいの創出に活用していくものと聞いております。

○髙橋かずみ 委員

 ただいま西武池袋線沿線での一連の見直しについてお伺いいたしましたが、練馬区民が利用する地下鉄以外の鉄道は、西武池袋線を初め、西武新宿線、東武東上線 などの鉄道路線があります。沿線の各駅は、区の都市計画マスタープランにおいては商業・業務拠点や生活拠点などに位置づけられており、それにふさわしい市 街地整備を実現するため、今後、積極的なまちづくりへの取り組みが求められております。こうしたことからも、今回の西武池袋線沿線での用地見直しは大変意 義があると思います。
  そこで、西武新宿線などのほかの沿線においても、今後、活発に開発が考えられることから、今回のような八年ごとの見直しの機会だけではなく、随時必要な見直しを行っていただきたいという私の意見を述べて、質問を終わらせていただきます。
  ありがとうございました。

 

赤線
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