2004.06.10 : 都市整備委員会[踏切対策基本方針について

■踏切対策基本方針について


○髙橋かずみ委員

 私から、本日ただいま報告のあった踏切対策基本方針についてお尋ねいたします。
  昨年12月11日の都市・環境委員会にて、踏切対策基本方針の策定による効果、そして取り組みについてお伺いいたしましたが、都内に数多く残されている 踏切は、交通渋滞の発生や物流コストの増大をもたらし、時間的、経済的損失を与えるばかりでなく、都民生活の不便、都市の環境悪化、活力の低下を招いてお ります。国際都市としての魅力向上、都市再生の推進のためには、踏切問題を一刻も早く解消する必要があると考えております。
  こうしたことから、我が党は、これまでも踏切対策基本方針の策定を強く求めてきており、一昨日の第2回定例都議会で、我が党の代表質問に対し、都市整備 局長が答弁したとおり、今回、この方針の策定に至ったことは、踏切問題の解消に大きな一歩となると思います。
  また、先ほど部長から方針の内容について説明があったとおり、都内約1200所の踏切の中から390カ所の重点踏切を抽出し、その上で、約170カ所の 重点踏切を含んだ鉄道立体化の検討対象区間を20区間抽出するなど、重点化を図ったことは高く評価するものであります。
  この方針策定に当たっては、昨年末に中間のまとめを一たん公表し、都民、学識経験者、関係団体などから寄せられた意見を踏まえ、また、区市町や鉄道事業者などとの意見調整を行った上で策定したと仄聞しております。
  そこで、まず、中間のまとめに寄せられた都民や学識経験者などからの意見の概要と、今回の方針にどのように意見が反映しているのかについてお伺いいたします。

○山崎都市基盤部長

 寄せられた意見とその反映でございますけれども、都民からは、歩行者の視点や鉄道の利便性の向上の視点、こういうところも重視してほしい、また、踏切事故の危険性も考慮してほしいなどの意見が寄せられております。
  これらの意見を踏まえて、重点踏切の抽出、その際にこういう要素も含めまして判定してございます。
  また、学識経験者の方々からは、踏切対策を進めるための新たな制度の創設や財源の確保についても提案すべきではないかというような意見もいただいております。先ほど申したような新たな取り組みとして、本方針の中にも記載し、今後国に対応していくことにしてございます。

○髙橋かずみ 委員

 そこで、本方針の目標とするところについてお伺いいたします。

○山崎都市基盤部長

 本方針に基づきまして、関係者が一層連携を図ることによりまして、重点的かつ計画的に多様な踏切対策を進めていく、これが目的でございますが、この取り組 みによりまして、2025年までに、先ほど申しました重点踏切のおおむね4分の3程度を改良することを目標としたいと考えてございます。

○髙橋かずみ 委員

 次に、重点踏切は、今お話がありましたように、2025年度までに重点的に対策を検討、実施すべき踏切とされていますが、鉄道立体化の検討対象区間につい ては、私の地元、練馬区に関係する西武池袋線椎名町駅から桜台駅付近、大泉学園駅から保谷駅付近、西武新宿線井荻駅から東伏見駅付近の3区間も含めて、都 内で20区間が位置づけられております。この鉄道立体化の検討対象区間に位置づけられた箇所については、今後どのような進め方をしていくのか、お伺いいた します。

○山崎都市基盤部長

 鉄道立体化の検討区間に位置づけられました箇所につきましては、今後、地域におけるまちづくりとも連動いたしますので、これらの状況などに応じまして、地 元区市が主体となりまして、道路と鉄道のあり方や沿線まちづくりを検討していくことも考えられます。その検討の中で、鉄道立体化による対策と道路の単独交 差などによる対策等を総合的に比較することになりますが、都としても必要な技術的な支援を行っていくこととしてございます。これらの地元区市が主体となっ た検討の状況、まちづくりの熟度、事業性、財政状況などを勘案し、東京都としても事業化に向けた取り組みを行ってまいります。

○髙橋かずみ 委員

 最後に、今回、基本方針を策定したわけでありますが、東京都内の踏切問題の早期解消に向けた局長の決意をお伺いし、私の質問を終わらせていただきます。

○梶山都市整備局長

 都内には、先ほど部長がお話ししたとおり、1200カ所の多くの踏切が残されておりまして、交通渋滞を初めいろいろな問題を起こしています。こうしたことから、踏切問題を早期に解消して、都市の再生を推進するということは、極めて重要だというふうに思っております。
  そういうことから、多様な踏切対策を今後計画していかなければならないということで、まず、そういうことで今回基本方針を策定したわけであります。この踏切対策の実施に当たって大切なことは、とりもなおさず、事業費の確保に努めるということは当然でございます。
  もう1つ、忘れてはならないのが、踏切対策はまちづくりとも連動します。そういうことで、地元区市町村の主体的なそういった取り組みが不可欠だ、こうい うふうに思っています。こういうことから、この2つについて、きょう、都議会の先生方のご協力を得て、踏切対策の早期実現に取り組んでいきたいと思ってい ます。

 

赤線
このページのトップへ